2倍ヒダ・2つ山のススメ

こんにちは!

本日は、「2つ山」の美しさのススメ

「2つ山」と聞いて、どのような印象を持たれるか??

既製品見たい! 

オーダー品じゃないみたい!  などと 生活に関わり必要ようとする物では、「カーテン」は高額商品に分類されてしまいがちかと思います。

だからかもしれませんが、レギュラーオーダーカーテンと言われる物は、仕様として「3つ山」が設定されているのか?

ですから、オーダーして手元に届くカーテンは、「3つ山」で仕上がってきます。

さて、2つ山ススメの訳は

・ヒダ山・・・3つ山の場合、レールに吊るしたときに、真ん中のヒダの下の方がクチャと曲がります。

2つ山の場合、ストンとヒダの根元に、ネクタイのクボミ(ディンプル)の様です。

  

3つ山、2つ山共に生地の風合いで感じが変わりますが、私の中の勝負では「2つ山」に軍配が上がります。

・ヒダ間隔・・・2倍ヒダの場合、ヒダ間隔は「約12㎝」間隔を基準に、使用巾使いで設定される仕上がりサイズによって、間隔が広がったり狭まります。

※間隔や山の高さを調整するのは、不要な生地幅分を落として調整となりますが、2つ山に比べ3つ山の方の限界値の許容が低くなります。そのようなことから2つ山の方が、調整幅にゆとりがあることからマトリックス販売において綺麗なヒダを作るのに優位性があります。

例えば、150cm幅の生地で仕上がり75cmの時(両サイド三巻縫い代考えません)

・3つ山➪ヒダ数6個(※山の高さ:約2㎝) の時 ヒダ間隔 15cm  ※間隔 15cmは綺麗かな?

もしくは

・3つ山➪ヒダ数7個(※山の高さ:約1.5㎝) の時 ヒダ間隔 12.5cm ※山の高さ 1.5㎝は綺麗かな?

となり、仕上がりサイズによって、ヒダ数 か 間隔 かのどちらを優先に考えるか?となります。

・2つ山➪ヒダ数8個(※山の高さ:約2㎝) の時 ヒダ間隔 10.7cm (注意:ヒダ個数が3つ山に比べて増えるので、ランナー数の確認してください)

この時、ヒダ数7個にするには、幅落としを10cmほどで、山の高さは変わらず 2倍ヒダ基準のヒダ間隔(約12㎝)も守られます。

2倍ヒダ2つ山は、販売するときも2倍ヒダマトリクスをそのまま販売価格として利用が出来るのもメリットと思います。

しっかり、2倍を守って縫製しているので、ヒダのボリュームが無いと言こともありません。

このブログを一読された方も、「2倍ヒダ・2つ山」をご検討されてみてはいかがでしょうか?


窓廻り装飾事業協会をもっと見る

購読すると最新の投稿がメールで送信されます。

2倍ヒダ・2つ山のススメ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 事務局 太田 より:

    2つ山、ネクタイのディンプルみたいでかっこいいですね。

    1. 羽生 より:

      コメントありがとうござます。
      ヒダ山の感じや風合いは、中に入る芯地の違いや 3つ山、2つ山の縫い留める位置によっても、見た目は変わります。
      さらに生地の厚さによっても変わります。

      エンドユーザー様と発注者様と一緒に、こだわりを持って打ち合わせが出来る様な、お客様に近いところでお仕事が出来るといいですよね。本当のオートクチュールが出来るかな。

コメントを残す