ミャンマーの技能実習生と歩んだ9年間!     ~工場にとって欠かせない存在へ!~

私たちの工場では、約9年前からミャンマーの技能実習生を受け入れています。

当初は、「どんなお国柄なの?」「言葉が通じるのかな?」という不安があり、ミャンマー人留学生の方にアルバイトで通訳をお願いしながら、一緒に作業や生活ルールを整えていきました。

1年ほど経つと、先輩実習生が新しく来た後輩に日本語や作業を教えるようになり、自然と“育てる文化”が工場の中に根づいていきました。

■ 家族思いで、真面目な性格

ミャンマー出身の実習生は、総じて真面目で大人しい方が多いです。兄弟が多い家庭も多く、長男・長女が弟や妹の学費を支えるのが一般的。

そのため、みんな「家族のために一生懸命働く」という強い想いを持っています。

その姿勢には、私たちも学ばされることばかりです。

■ 課題もあります

人数が増えると、工場内の会話がミャンマー語だけで完結してしまい、日本語の上達に時間がかかることがあります。

「わかりましたか?」と聞くと元気よく「はい!」と返事をしてくれるのですが、改めて確認すると間違っていることも…(笑)

文化や言葉が違うからこそ、丁寧な確認が欠かせません。

■ ビザと国情の不安

今後については、不安な点もあります。

ミャンマーは政情が安定していないため、ビザの発給に時間がかかる可能性があります。

他国の受け入れも検討していますが、宗教や文化の違いにも気を付ける必要があります。

「ただ人数を入れればいい」という話ではありません。

■ 制度も変わります

2027年には、現行の技能実習制度が新しい「育成就労制度」に移行します。

企業側の受け入れ体制も、教育スタイルも、これまで以上にアップデートが求められそうです。

■ それでも、続けていきたい

9年間の経験を通じて言えるのは1つ。

ミャンマー出身の実習生は、私たちの工場にとって欠かせない仲間になったということ。

文化の違いはあっても、

言葉がたどたどしくても、

それぞれが家族のために、日本での生活のために、頑張っています。

私たちも情報を共有しながら、外国人の皆さんにとって

「カーテン縫製業が魅力的な仕事だ」と感じてもらえるように、

ミャンマーの従業員と共にカーテン縫製事業の成長と発展を目指してこれからも歩んでいきます。

株式会社シーエスエス東京

加納 朱穂(上畠)


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