「IoT・スマートデバイスに追い風!433MHz解禁の衝撃」
【433MHz帯の使用に関する最新動向(日本)】
2025年2月27日、総務省(MIC)は省令第5号を公布し、433MHz帯の使用を正式に認可しました。
これは、**タイヤ空気圧監視システム(TPMS)およびリモートキーレスエントリー(RKE)**システム向けにおける重要な規制緩和です。
これまで日本では、こうした用途には主に315MHz帯のみが許可されていましたが、今回の改正により、国際標準(欧州・中国などで広く採用されている433MHz帯)との整合性が確保されました。
■ 主なポイント
- 正式施行日:2025年2月27日(省令第5号)
- 対象用途:TPMS、RKEなどの自動車関連通信機器
- 国際整合:欧州・中国・米国等との共通周波数帯(433MHz)を日本でも使用可能に
- メーカーのメリット:
- グローバル共通設計が可能になり、開発・製造コストの削減
- 日本市場への導入障壁が緩和
- 今後の技適(MIC認証)申請が可能
■ 今後の対応
- メーカーは技術資料の整備および日本仕様の無線試験計画を進め、登録認証機関(RCB)を通じた技適認証の取得が現実的に可能になります。
- TPMSやRKE用途に限らず、433MHz帯の応用可能性の拡大も期待され、今後の法的枠組みによる追加用途の開放にも注目が集まります。
参考リンク:
433 MHzのMIC認証が日本で可能に(IB-Lenhardt AG)
https://ib-lenhardt.com/news/mic-approvals-for-433-mhz-now-possible-in-japan
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