インテリア業界のAI活用に関するアンケート調査結果

インテリア業界におけるAI活用の実態調査を実施しました。
AIの活用状況と、業務への活用に向けた期待
一般社団法人 窓廻り装飾事業協会(WDBA)では、インテリア業界におけるAI(人工知能)の活用状況や、今後の業務への活用に関する関心を把握するため、2026年10月13日から10月20日まで、アンケート調査を実施しました。
今回の調査では、AIの利用頻度、使用しているAIツール、主な使用目的のほか、AIに関して知りたいことや、実務で活用するうえでの課題などについて回答をいただきました。
その結果、AIを日常的に利用している方が多い一方、具体的な活用方法や業務への導入について、さらに情報や知識を求めていることが分かりました。
1.アンケート調査の概要
- 調査期間: 2026年10月13日~10月20日
- 回答数: 58件
- 調査対象: インテリア業界の関係者
- 調査内容: AIの利用頻度、使用ツール、使用目的、AIに関する関心事項など
2.AIの利用頻度
AIの利用頻度については、「週に数度」が24件(41.4%)と最も多く、次いで「毎日」が17件(29.3%)となりました。
毎日または週に数度AIを利用している回答者は合計41件で、全体の約70.7%を占めています。
一方、「あまり使わない」は8件(13.8%)、「月に1回ぐらい」は7件(12.1%)、「使ったことがない」は2件(3.4%)でした。
この結果から、今回の回答者の中では、AIがすでに身近なツールとして利用されていることがうかがえます。

「図1 AIの利用頻度」
3.使用されている主なAIツール
使用しているAIツールでは、ChatGPTが47件、Geminiが42件と多く、複数のAIツールを併用している回答も見られました。
そのほか、検索のAIモード、Google NotebookLM、Microsoft Copilot、Claudeなども挙げられています。
AIツールにはそれぞれ特徴があり、文章作成、情報整理、調査、画像生成など、目的に応じて使い分けることも可能です。
今後は、単にAIを使うだけでなく、それぞれの特徴を理解し、日々の業務に適したツールを選択することも重要になると考えられます。

「図2 使用されている主なAIツール」
注記: 複数回答の為、合計が回答者数と一致しないことがあります。
4.AIの主な使用目的
AIの使用目的として最も多かったのは「文章作成」で、51件でした。
次いで、「画像作成」が29件、「事務処理」が24件となっています。
そのほか、デザイン業務、調べもの、動画作成、作業標準づくりなど、さまざまな用途が挙げられました。
インテリア業界では、例えば次のような活用が考えられます。
- 文章作成: 顧客への案内文、提案書、メール、商品説明文などの作成
- 画像作成: インテリアのイメージ提案、プレゼンテーション用画像の作成
- 事務処理: 文書の整理、資料の要約、業務手順の整理など
- デザイン業務: コーディネートの検討や、顧客への提案内容の可視化
- 情報収集: 市場動向や商品・サービスに関する情報の調査
AIを適切に活用することで、業務の効率化や提案力の向上につながる可能性があります。

「図3 AIの主な使用目的」
注記: 複数回答の為、合計が回答者数と一致しないことがあります。
5.AIについて知りたいこと、今後の活用への関心
自由記述の回答では、AIの基本的な使い方から実務への応用、社内導入、リスク管理まで、幅広い関心が寄せられました。
主な内容は次のとおりです。
① インテリア業界での具体的な活用事例
- インテリア専門店やカーテンショップでの活用事例
- メーカーの営業活動やマーケティング、商品企画への応用
- コーディネート提案を画像化し、顧客に分かりやすく伝える方法
- 販売業務や縫製業務における事務処理の効率化
② AIを効果的に使うための方法
- 適切な回答を得るための質問の仕方
- 効果的なプロンプト(AIへの指示文)の作成方法
- AIでできることや、活用範囲を広げる方法
- 画像や動画の作成方法、AIツールの選び方
③ 企業や組織で活用するための課題
- 社内で利用する場合のルールづくりや導入手順
- 情報漏えいなどのセキュリティ対策
- AIの回答の正確性や信頼性の確認
- AIエージェントの構築やシステム導入
これらの回答からは、AIへの関心が単なる情報収集にとどまらず、実際の仕事に役立てたいという期待につながっていることがうかがえます。
6.AI活用の可能性と今後に向けて
今回のアンケートでは、AIを日常的に利用している方が多い一方、具体的な業務への応用方法や、効果的な使い方、安全に利用するための知識などについて、さまざまな要望が寄せられました。
インテリア業界においても、AIは文章や画像の作成にとどまらず、顧客への提案、情報収集、事務処理、営業活動など、多様な業務で活用できる可能性があります。
一方で、AIが生成した情報や画像をそのまま使用するのではなく、内容の正確性や権利関係、情報管理などに注意し、最終的には人が確認・判断することも大切です。
WDBAでは、今回の調査で寄せられた声を参考に、インテリア業界におけるAI活用への理解を深め、日々の業務に役立つ情報や活用事例を共有していきたいと考えています。
ご回答いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
一般社団法人 窓廻り装飾事業協会(WDBA) 工事部会
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